
江戸から明治にかけ、気仙大工や大石田大工、出雲崎大工などと呼ばれ、日本各地の地方(在方)にまとまって住み、出稼ぎをしていた大工集団がいました。彼らは「在方集住大工」と呼ばれ、必要なところに出向き建築を造り、造るばかりでなく機をみてメンテナンス等も行っていました。各地の山林や杣人とも精通し、独自のネットワークを持っていた高度な技術者集団であったといいます。近代の建築生産システム、木造技術の発展にもかかせない存在であったはずですが、今まで記録は少なく、研究されることもなかったために彼らの存在が知られること 「建築には必ず造った人がいる。その人が明らかになれば建築の理解はより進む」と言う高橋氏は、1975年ごろから地元である陸前高田の気仙大工の調査研究を始め、全国各地の職人集団へと体系的にまとめられました。その研究の集大成として昨年『近世在方集住大工の研究』が上梓されています。 | ![]() |
- 東京建築士会・環境オンラインセミナー【zoom】 「気候風土適応住宅セミナー」持続可能な社会の実現に向けて、気候風土適応..
- 【終了しました】2015-0620これ木連伝統構法を考える勉強会・第21回「木造伝統構法住宅 設計実務の勘所」限界耐力計..
- 【終了しました】2015-0228これ木連伝統構法を考える勉強会・第20回「対論:坂本功VS渡辺一正 伝統構法を考える」..
- 【終了しました】1019+1116-これ木連伝統構法を考える勉強会【2回連続】・・・第19回 伝統建築技術が当面する問題..
- 【終了しました】1117伝統構法を考える勉強会・・・特別講座 全国6ヵ所キャラバンツアー講演会・東京〜知恵と工夫の設計−..