2014年12月28日

緊急【パブリックコメント】「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について(第一次報告)」(骨子 案)に関する意見の募集について

国土交通省住宅局住宅生産課からパブリックコメントが出されています。
これからの建築の自由度の方向性を決定付ける内容となる可能性がたいへん大きなものです。
すべての新築の建築に対する省エネ性能の「義務化」が最大の論点で、従来の努力目標からの大転換となります。
エネルギー問題から派生して、住まいのつくり方への多様な判断を拘束することへつながるという論点もあり、その課題への解決はまだまだ未消化の状態です。
年末年始にかけての募集期間で、実質的に大変短くなってしまっています。

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「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について(第一次報告)」(骨子案)に関する意見の募集について

【意見募集期間】
平成26 年12 月18 日(木)〜平成27 年1月6日(火)(必着)


これ木連では、これまでに伝統構法に関して様々な勉強会を開催、あるいはフォーラムの開催の応援などを行なってきました。特に、木構造に関しての国の取り組みなどに対しては意見の提出等もしてまいりました。これは法としてもまだ抜け落ちている日本の木造建築を正当に評価していこうという取り組みでもありました。

今回の省エネ法に改正に伴う規制措置は、伝統木造を再確認しようと積み上げてきた木構造の検討をも吹き飛ばすほど、建築の形態や造り方に影響が出てしまうものです。

またこれは、伝統構法に限らずすべての建築に対してもまったく同様です。
直截に言えば、土壁の真壁造やコンクリート打ち放し、ガラス張りの建築は従来のようには造れなくなってしまうと言うことです。

このサイトに関心をお寄せいただいている皆様には、ぜひともパブリックコメントのページをご覧いただき、参考資料などからも「これからの建築」の目指すべき方向性として「義務化」という形で規制することが妥当であるのかどうかなどご検討いただき、パブリックコメントとしてご意見を発信いただければ幸いです。


【関連する委員会等】
■建築環境部会
  http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s203_kenntikukannkyou.html
・・省エネルギー判断基準小委員会
  http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s204_handan01.html
・・LCCO2配慮建築物小委員会
  http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s204_lcco201.html
■住宅・建築物省エネルギー部会
  http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s203_energy01.html
■低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議
  http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000023.html
■国家戦略室 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/npu/
・・地球温暖化対策
  http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/npu/policy07/index.html
・・革新的エネルギー・環境戦略
  http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/npu/policy09/index.html
posted by これ木連 at 13:22 | Comment(0) | 関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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